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代表あいさつ

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 障害者が地域で暮らし続けるために

 特定非営利活動法人 

 上福岡障害者支援センター21 理事 有山 博

■センター21発足前後

 センター21の母体となった「とんぼの会」が発足した1976年、「障害者も共に生きるまちを」という目標をかかげました。当時は入所施設を作って、そこに障害者を収容する事が「保護」とされて、障害者福祉の目標でした。また学校に行けない障害児の教育権を保障するということで、養護学校を作ろうとしていたころでした。障害児・者がいることを隠すようにして家族だけが家の中で介護していたころよりは「福祉」が進むと、その当時は考えられたのかも知れませんが、これは結果的に障害者を隔離するものになりました。

 大きな入所施設の中に入ったところで、そこには安全と保護があったとしても、1人1人が主人公となる人生はあるんだろうか。重い障害を持つひとも地域社会で暮らすことはできないのか。

 そんな疑問をもった者達が集まって活動を始めたのが「とんぼの会」でした。その後、地域の中に日常活動の拠点が必要であるし、そこで働く専従職員も必要であるということで、1987年にセンター21を発足させました。現在、働く場が2ヶ所(協働舎レタス、くまのベイカーズ)、共同ホーム3ヶ所(みどり荘、ひまわり第1・第2)を設置しています。また、障害者の在宅生活を支える介護者を派遣する仕事(二人三脚)、障害福祉サービスの利用をお手伝いする仕事(相談支援センターあいぼう)もしています。         

■ 具体的活動は

①授産製品(パン・クッキー)を周辺の公共施設、学校、企業などで販売。②所内の給食作りや弁当の製造・販売。③ふじみ野市、川越市の「障害者の日」イベントなどに参加、出店。その他、西公民館まつり、学校の文化祭、大学祭などイベントに多数参加。④市の委託を受け公園2ヶ所の清掃活動を実施。⑤地元町会の防災活動に参加、夏祭りイベントなどに出店。⑥生活の場である生活ホーム、グループホームの運営。⑦上福岡4丁目周辺のポステイング。⑧クッキー作りを行う特例子会社の包装部門への参加。⑨ヘルパーの派遣、相談支援。⑩福祉喫茶店4店の経営。⑪講演会、映画会などの開催。

 

■共に生きるまちづくりへの思い

 センター21の仕事量も増え、地域で独立して暮らす障害者も少しずつ増えてきましたが、地域生活に困難を抱える障害者とその家族はたくさんいます。今後も市民運動の良さを受け継ぎ、市民の協力を得ながら、事業の拡大、安定化も図っていきたいと考えています。

 「ある社会がその構成員のいくらかの人々を閉め出すような場合、それは弱くもろい社会である。」これは昭和54年〔1979年〕に国連総会で決議された国際障害者年行動計画のなかの一文です。40年以上たってもまだこの課題は残っています。

 わたしたちは、これまで同様、地域にこだわって歩みを続けていきたいと思います。

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